原爆ドームは、1945年8月6日午前8時15分に米軍が投下した原子爆弾による被害を直接受けた建物です。爆心地に近かったため、外壁の一部が倒壊を免れました。建物の骨組みがむき出しの状態で残り、その姿が現在の「原爆ドーム」として知られることになります。もともと1915年に建設され、「広島県物産陳列館」として使用されていました。チェコ人の建築家が設計し、地元産業の展示や会議場として利用されていました。
被爆の証人である歴史的建造物
原爆ドームは、70年以上経過した現在も、当時の悲惨な戦争を伝える貴重な歴史的建造物です。被爆直後の焼け跡に残された鉄骨は、原子爆弾の威力と破壊力、そしてその影響を直接目撃し、世界に警告を発信しています。
平和祈念の象徴
ドーム内には、原爆犠牲者名簿や資料が展示されます。来場者は、平和記念都市・広島と核廃絶を祈願することができます。世界各国から訪れる人々が、ここで平和の重要性を再認識し、戦争の悲惨さを共有しています。
夜間照明とライトアップイベント
日中は白色を基調とした原爆ドームですが、夜間(20時〜0時前後)に照明が点灯されると青緑色の光で包まれます。
周辺エリアとのコラボレーション
原爆ドームは、周囲の平和記念公園や資料館と連携しています。原爆犠牲者の追悼式典が行われる8月6日を中心に、様々なイベントや展示が開催されます。
来場者に呼びかけ:
広島県外から訪れる方は、是非この機会に被爆の実相を学び、平和祈念の想いを共有してください。地元住民にとっては、原爆ドームは生涯学習や平和教育の重要な拠点です。世界遺産として登録された建物が、これからも戦争と平和について語り続ける場所として在り続けます。